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Twin☆くるっ★テール (2017/09/20)

ファミリアツイン
  • member

    [Twin☆くるっ★テール]城ヶ崎莉嘉+

    OP ★姉妹☆ユニット

    <事務所>

    美嘉

    おはようございまーす。

    莉嘉

    Pくん、おはよー!

    おはよう

    美嘉

    アタシたちふたり揃って呼び出しって珍しいね。なに?保護者面談的なやつ?

    莉嘉

    新しい曲でしょ!アタシ、めっちゃワクワクしながら来たんだから!絶対そうだって!ね、Pくん!

    美嘉

    だから、それはさすがに期待しすぎだって。で、プロデューサー、正解は?

    莉嘉の言うとおり

    美嘉

    えっ!

    莉嘉

    うそー!

    美嘉

    待って……。アタシたちふたりしか呼ばれてないってことは……。

    ファミリアツインの曲だ

    ファミリアツインの曲とLIVEの企画書を見せた

    莉嘉

    やったーっ!!ほらほらおねーちゃん、アタシの言った通りじゃん!

    美嘉

    マ、マジ……?ど、ドッキリじゃないよね?や、やった……!そうだ、企画書、見せて見せて!

    美嘉

    ……これ、けっこう大きい会場じゃん!すごい……。アタシたちふたりでこんなとこ出ていいの!?

    莉嘉

    ホントだ!ヤバ……ワクワクしてきた!

    最高のLIVEにしよう

    美嘉

    ……うん!期待されたら、応えたくなるタイプなんだよね。アタシ。任せて。ばっちり仕上げてくるから。

    莉嘉

    ふっふーん!Pくんもメロメロにしちゃうんだから!

    きらり

    あ、美嘉ちゃんに莉嘉ちゃん、おっはよー!

    李衣菜

    おはよう。プロデューサーさんに呼ばれてたみたいだけど……。なんかめっちゃ嬉しそうだね。いいお知らせ?

    莉嘉

    そーなの!なんと!アタシたち、新曲をもらえることになったんだー!

    きらり

    すっごーい!ふたりとも、おっめでとーっ!

    美嘉

    ありがと!まだあんまり実感わいてないんだけど……。なんていうか、やっとかーってかんじ。

    李衣菜

    姉妹ユニットでの曲かぁー。うん、絶対盛り上がるよね。プロデューサーさんはなんて言ってた?

    莉嘉

    んっと……、最高のLIVEにしよう!って言ってた!

    美嘉

    ま、当たり前っていうか。言われるまでもなく、最高にするし。

    莉嘉

    アタシとおねーちゃんがふたりで歌ったら、そんなの、サイコーに決まってるよね~。ヨユーだよ、ヨユー!

    きらり

    うんうん!ふたりなら、大成功間違いなしっ!

    李衣菜

    あんまり調子に乗ってると危ないよ~?いけるいけるって思ったトコで失敗するんだから。

    莉嘉

    李衣菜ちゃんが言うと……説得力あるね……。こないだギターぶつけて大騒ぎしてたの、大丈夫だった?

    李衣菜

    あれは、練習してるうちにテンションあがっちゃって、つい……。なつきちにめっちゃ怒られたよ……。っていやいや、そうじゃなくて!

    美嘉

    大丈夫!莉嘉が調子乗りすぎないよう、アタシが見張っとくから★

    莉嘉

    えー、なにそれおねーちゃん、どういう意味ー?アタシはそんなコドモじゃないし!

    美嘉

    はいはい。わかったわかった。さ、莉嘉、そろそろどっかで作戦会議しようよ。みんな、またねー!

    <ファミレス>

    莉嘉

    せっかくなんだしー、超豪華なLIVEにしたいよねー。セットもおっきいの組んでー。スクリーンで映像も流してー。

    美嘉

    そうだよねー。ずっと待ってたアタシたちの曲だもん。そのぐらい、お願いしても、バチあたんないかなー★

    莉嘉

    衣装も超かっこよくてセクシーなのにしよ!あとあと、バックダンサーさんもいーっぱい呼んでー!

    莉嘉

    あ、そうだ!もっと派手に、爆発しよ!爆発!水とか火とか、どかーんって飛び出たら、みんな絶対びっくりするよね!

    美嘉

    ば、爆発!?こーら、あんまし無茶言ったら、プロデューサーが困るでしょ。っていうか、爆発なんて演出、アタシたちには合わないって。

    莉嘉

    えー、つまんなーい……。でも、ま、いっか。そんなのに頼んなくたって、おねーちゃんとアタシならサイキョーに盛り上がるし、ヨユーだよね☆

    莉嘉

    だって、アタシたちは世界一の姉妹だもん。アタシたちのユニットだって、世界一に決まってるよね☆

    美嘉

    世界一ってアンタはまた子どもみたいな……。ま、でも、ファンのみんなが驚くLIVEにしたいかな。

    莉嘉

    ……ね、おねーちゃん。

    美嘉

    ん?なあに。

    莉嘉

    楽しみだね、アタシたちのLIVE。

    美嘉

    ……うん。しようね、最高のLIVEに。

    1話 ガールズホリデイ

    <街中>

    莉嘉

    おねーちゃん、そんなゆっくり歩いてないで、早くいこーよ!早く早くはーやーくー!

    美嘉

    そんな大きな声出さないの。オフなんだから、周りにバレたらヤバいって。せっかくプロデューサーが気を遣ってくれたのに。

    莉嘉

    アタシとおねーちゃんのオフを合わせてくれるなんて、ホーント、Pくんも気が利いてるよねー。まぁ、その分これから忙しいぞーって、言ってたけど。

    美嘉

    だから今日一日はオフで気分転換して、明日からのレッスンに備えよ。……莉嘉とゆっくり話すのも、久しぶりだしね。

    莉嘉

    おねーちゃんって、いっつもハードなスケジュール組むよね。レッスンもうちょっと減らせばいいのに。

    美嘉

    まぁね。でも、仕事があるうちはバリバリやっていきたいの。今のうちに、なんでも上達しておきたいし。……って、今はお仕事の話はヤメヤメ。おしまい。

    美嘉

    莉嘉が見たいって言ってた映画までまだ時間あるから、それまではゆっくりショッピングでもしてよっか。久しぶりに、いろいろ見てあげる。

    莉嘉

    ここここ!また来たいってずっと思ってたんだよねー!

    美嘉

    へぇー……。ちょっと意外。莉嘉、アンタこういう派手なパステル系って好きだっけ?子どもっぽいからナシって言ってなかった?

    莉嘉

    ここはねー♪前、きらりちゃんに連れてきてもらったんだ。

    美嘉

    あぁ、なるほど。きらりちゃんの趣味なんだ。それなら納得。あっちのワンピースとか、きらりちゃん好きそうだよねー。

    莉嘉

    連れてきてもらったときも、最初はナイかなーって思ったんだよね。やっぱ、アタシっておねーちゃんと一緒でセクシー路線だし?でも……流行りってアタシたちが作るワケじゃん?

    莉嘉

    だから、こういう、今までと全然違うのも、せっかくだし試してみたら、意外と合うかも、って、きらりちゃんに言われて、なるほどなーって。

    美嘉

    きらりちゃんっぽいなー★そういうことなら……いきなり全身変えるのは厳しいし、小物から入ってったら?バッグをデコってみるとか。

    莉嘉

    そういうのはどこだったかな……あ!あっちっぽい!おねーちゃんも一緒に選んで!っていうか、おねーちゃんも一緒にやろうよ!

    美嘉

    あ、もう!走らないの!子供じゃないんだから!

    莉嘉

    えっへへー。いっぱい買っちゃった!おねーちゃん、ちょっと持って。

    美嘉

    ちょっとは後先考えて買い物しなよ……。ほら、そっち半分持ってあげる。

    莉嘉

    だって、おねーちゃんと見てたらどれも欲しくなってくるんだもん。まだまだ足りないぐらい!

    美嘉

    残念だけど、ショッピングはこのへんで終わりね。そろそろ映画の時間だし、ちょっと早いけど、移動するよ。

    <カフェ>

    莉嘉

    このパフェ、フルーツたっぷりでめっちゃ美味しそう……。だけど、こっちのチョコのやつも食べてみたい……うー。おねーちゃんは?

    美嘉

    アタシは紅茶だけだよ。ま、レッスンで絞るにしても、ある程度はカロリー気にしないとね。本番前に慌ててダイエットするのとかヤだし。

    莉嘉

    紅茶だけでいいの?うーん……カロリーかぁ。アタシも紅茶だけにしとこっかな……。んじゃあ、アールグレイふたつでおねがいしまーす!

    美嘉

    ……ふぅ。映画、超よかったねー。話題になってるのも納得かも。

    莉嘉

    だよねだよね!アタシ、最後告白するとこ泣いちゃったもん。クラスの子たちから話聞いて気になってたから、来てよかった~。

    美嘉

    莉嘉って、ああいうベタな良い話に弱いよねー。両想いなのにすれ違って、なかなか言い出せないふたり、みたいな。甘酸っぱい初恋、的な?

    莉嘉

    だって、やっぱドキドキするしー!そういうおねーちゃんだって好きでしょ?ドラマも、ああいうの全部録画してるじゃん。

    美嘉

    まぁ、確かにアタシも好きだけどね。主演の子の演技、すっごい見ちゃったなー。

    美嘉

    台詞は少ないのに、表情だけで感情が全部伝わってきててさ。切なさがぐーっと胸にきたよね……。アタシも、将来はあんな女優目指すのもありかなー。

    莉嘉

    女優かー……。おねーちゃんなら、ちょっと頑張ればヨユーだよきっと。

    美嘉

    そんな甘くないって。でも、演技面のレッスン増やすよう、プロデューサーに頼んでみるのもあり、かなー。

    莉嘉

    まだレッスン増やすのおねーちゃん……。もうスケジュールの余裕ないって。Pくん困っちゃうよー。

    莉嘉

    でも、ホントよかったなー……。もともと漫画だって言ってたよね。買っちゃおっかな。でも、お小遣いそろそろヤバいし……うう~。

    美嘉

    ほら、何も考えずに買い物するから……。お金ならアタシが半分だすって。そのかわり、アタシにも読ませてよね。

    莉嘉

    ほんと!?ありがと!ホント、おねーちゃん大好き!!

    美嘉

    はいはい。調子いいんだからもう。っと、もうこんな時間じゃん。あんま暗くなってもよくないし、莉嘉、そろそろ帰るよ。

    莉嘉

    えー?まだまだ全然明るいじゃん。そうだ、カラオケいこうよカラオケ!

    美嘉

    はいはい、カラオケはまた今度ね。アンタはまだ子供なんだから、お仕事じゃないなら門限までに家に帰んなさい。ほら、いくよ。

    莉嘉

    ギャルなんだから、まだまだこれからが本番でしょ!おねーちゃんのかーほーごーーーーーっ!

    <リビング>

    莉嘉

    おねーちゃん、ちょっと一緒に――って、なにしてんの?

    美嘉

    ん?勉強だよー。ほら、今は英単語。

    莉嘉

    それは見てわかるよ!そうじゃなくて、なんでせっかくのオフに勉強なんかしてんの?

    美嘉

    たまのオフだから、ちょっと集中してやっときたいなーって。アイドルだからってバカって思われたくないし。まして、アタシらの真似とか言い訳にされたらもっと嫌だしね。

    莉嘉

    ええー。別にいいじゃん。おねーちゃん、アタシたち、アイドルなんだよ?もっと、ダンスとか歌とか、そういうの考えよーよ!

    美嘉

    勉強もお仕事もできてこそ、理想のアイドルじゃん?アタシはそういうのから、逃げたくないの。……あ、そうだ。せっかくだし、莉嘉も一緒にやる?

    莉嘉

    え゛?いや、いいよ。おねーちゃんの邪魔、したくないし。

    美嘉

    いいからいいから。ほら、勉強道具持ってきな。莉嘉もたまにはしっかり勉強しないとね。

    莉嘉

    やだやだーっ!もーっ!おねーちゃんってば、変なとこで真面目なんだからーっ!!

    美嘉

    ……ま、こんなもんかな。

    莉嘉

    莉嘉もう一生分べんきょーした気がする……。

    美嘉

    大げさな……。明日からレッスンだし、そろそろ寝よっか。体調管理もやってかないとね。

    莉嘉

    んー。そだね。ひさしぶりにおねーちゃんと一日過ごしてチョー楽しかったけど……。べんきょーしたせいで眠くなってきたし……。

    美嘉

    明日からはLIVEに向けてのレッスンだよ?アタシたちふたりでのLIVEだもん。それこそ、今日よりもずっとずっと楽しいって。

    莉嘉

    うん、そうだね!楽しみだなぁ……アタシたちのLIVE!

    2話 崩れたヘアスタイル

    <レッスンルーム>

    ベテラントレーナー

    莉嘉、動きのひとつひとつが甘い!指先まで気を張って動け!

    ベテラントレーナー

    美嘉は良い調子だ!そのまま、最後まで気を抜くなよ!

    美嘉

    はいっ!

    莉嘉

    はいっ!

    ベテラントレーナー

    よし!もう一回やったら休憩にしよう。だから、この一回に集中しろ!

    莉嘉

    はぁー……やっと休憩。めっちゃ疲れたー。あ、おねーちゃん。とりあえずお疲れー。

    美嘉

    まだまだへばるには早いよー?でも莉嘉、いつの間にかダンス上手くなったね。最初からこんなに踊れるなんて思わなかったよ。

    莉嘉

    えへへ、そうでしょー?いままでだって、毎回、頑張ってきたんだから。でも、おねーちゃんにはまだ追いつけそうにないけどー……。

    美嘉

    アタシとアンタじゃ年が違うでしょ。姉が妹に負けてちゃ、格好つかないし。でも、莉嘉のができてるとこもあったよね。びっくりしたよ。

    ベテラントレーナー

    たしかに、莉嘉のセンスの良さには目をみはるものがあるな。年齢を考えれば、できすぎているぐらいだ。ダンスに限らず、な。

    美嘉

    やっぱ、トレーナーさんから見てもそうなんだ!すごいじゃん莉嘉。めっちゃ褒められてるよ。

    莉嘉

    えへへー。褒めてくれるのは嬉しいけどー。毎日おねーちゃんのダンスみたりしてたもん。このぐらいはできて当たり前だよー。

    ベテラントレーナー

    美嘉を見ていたから、か。そうやって刺激し合えるのは良いことだ。……よし、ならばレッスンを再開するか。

    <事務所>

    莉嘉

    ただいまー☆

    きらり

    おっかえりーっ!ってあれあれ?莉嘉ちゃんだけ?美嘉ちゃんと一緒のレッスンじゃなかったの?

    莉嘉

    おねーちゃんなら、レッスン終わってから、そのまま次のお仕事にいったよー。なにかの撮影?って言ってた気がするー。

    李衣菜

    レッスンからすぐに次のお仕事かぁ。美嘉ちゃんってけっこータフだよね。

    莉嘉

    そーなんだよねー。さっきのレッスンも、アタシなんか最後の方バテバテだったのに、おねーちゃん、まだ余裕あったもん。

    莉嘉

    トレーナーさんから言われたことも、全部すぐ直しちゃって、めっちゃかっこよかったー。

    きらり

    さっすがカリスマギャル~☆前から思ってたけど、莉嘉ちゃんって、本当に美嘉ちゃんのことが好きなんだにぃ。

    莉嘉

    あったりまえじゃん。ちょーかっこいいし、キレーだし。優しいし。なんていったって、アタシの自慢のおねーちゃんだもん。

    李衣菜

    でも、その美嘉ちゃんとデュオユニット組むんだよね。プロデューサーさんが、莉嘉ちゃんだって負けてないって、認めてるってことじゃん?すごくない?

    莉嘉

    え?う、うん。もっちろん。あったりまえじゃん!アタシだって、カリスマJCアイドルだもん!

    きらり

    そうそう!きらり、莉嘉ちゃんが頑張ってるとこいっぱい知ってるもん!だから、ふたりのユニット、すっごく楽しみぃ~♪

    李衣菜

    歌は、可愛い系の曲になるのかなー?ここらで、ロック系の曲も意外といいと思うんだけど……。って莉嘉ちゃん?聞いてる?

    莉嘉

    あ、ううん、なんでもない。曲の話?あ、それはね、えっとーーーー。

    莉嘉

    ……………………。アタシはおねーちゃんに負けてない。アタシも、カリスマJCアイドル……。

    莉嘉

    ……ホントは、どうなんだろ?おねーちゃんはカリスマギャルだけど……。一緒にステージに立つ、アタシは……?

    <街角>

    美嘉

    さすがに、レッスンから連続で撮影はまぁまぁキッツイねー。ま、なんとか切り抜けられてよかったよ。

    お疲れさま

    美嘉

    ありがと、プロデューサー。明日からはしばらく、ファミリアツインに集中だよね?莉嘉に負けてらんないし、気合入れてかないと!

    初レッスンはどうだった?

    美嘉

    レッスン?今のところは順調かな。やっぱ、莉嘉とだとやりやすいし、楽しいし。当日にはめっちゃいいカンジになるから、期待してていいよ★

    美嘉

    あとは……あ、そうだ。莉嘉もいつの間にか、アイドルとして成長したんだなーって。めちゃくちゃできるようになって、びっくりしたよ。

    美嘉

    なんなら、莉嘉の方がちょっと上手くいってたとこもあったし。もしかしたら、あの子が高校生になる頃には、今のアタシよりスッゴイアイドルになってるかもね。

    その時には美嘉は、カリスマJDかな

    美嘉

    大学生か~。全然創造つかないけど、そうなってるんだよね、きっと。高校生の莉嘉と、大学生のアタシ……。

    美嘉

    今よりずっとオトナになったアタシたちとか、絶対ヤバいよね★そのときも、ちゃんとアタシたちのこと見ててよ、プロデューサー!

    美嘉

    将来はカリスマJD、か……。プロデューサーにはああいったけど……どうだろ。アタシ、ホントにそうなれる、のかな……?

    美嘉

    莉嘉はこのまま成長を続けていって━━。その頃のアタシは、まだ莉嘉の憧れでいられるのかな?アタシは……いつまで莉嘉の目標でいられるんだろ……。

    <翌日>

    ベテラントレーナー

    どうした、ふたりとも。表情が硬いぞ。ステージでは、笑顔でいるのも大事なパフォーマンスだぞ。さて、では、今日のレッスンを始めよう。

    美嘉

    はいっ!

    莉嘉

    はーい。

    美嘉

    ステージでは笑顔で、か。アタシたちが楽しまなきゃ、お客さんも楽しんでくれない。わかってる。わかってるけど……。

    莉嘉

    今日は、ステージのことを考えようとすると、余計なことばっかり考えちゃうよー……。どーしよ……。

    美嘉

    ……あんなに楽しみだったはずのLIVEなのに。

    莉嘉

    ……あんなに楽しみだったはずのLIVEなのに。

    3話 ちびギャル☆オトナメイク

    <事務所>

    きらり

    おっはよーございまーすっ!

    莉嘉

    あ、きらりちゃん、おはよー。きらりちゃんもお仕事?

    きらり

    きらりは、杏ちゃんをお仕事に連れてきたところだよぉ!莉嘉ちゃんはレッスン?LIVE楽しみにしてるから、頑張って~!

    莉嘉

    ありがと、きらりちゃん。おねーちゃんとのLIVEだもん、絶対いいのになるから、大丈夫!うん、大丈夫だから、期待してて……。

    きらり

    …………りーかちゃんっ!

    莉嘉

    わ、びっくりした。どうしたのきらりちゃん。いきなり大きな声出して。

    きらり

    きらり、あくせさりー見に行きたいなーって思ってたんだけど、莉嘉ちゃんにも一緒に選んでほしいなーって。もしよかったら、お買い物いかない?

    莉嘉

    んー……、わかった。いこっか、きらりちゃん!アタシが、めっちゃ可愛いの選んだげる!

    <街中>

    きらり

    莉嘉ちゃん、いつもはちょっと背伸びした感じだけど、思いっきり可愛いのも絶対似合うと思うんだぁ。だからー、きらりのオススメのお店を見て回ろう!

    莉嘉

    それって、こないだ連れて行ってもらったとこ?

    きらり

    んーん。あれだけじゃないよー?今日は、この辺できらりがよく行くお店、ぜーんぶ回っちゃう!莉嘉ちゃんも、楽しみにしてて!

    莉嘉

    ほ、ほんとにたくさん回ったね、きらりちゃん……。

    きらり

    きらり、目立つから、ひとつのお店に長く居られないんだぁ。変装してても、すぐバレちゃうの。ゆっくり見れなくて、ごめんねぇ……。

    莉嘉

    んーん、仕方ないよね。その分、きらりちゃんが有名ってことだし!あ!一旦、あの辺のカフェでちょっと落ち着こうよ。

    <カフェ>

    きらり

    きらりは、このビッグパフェで!莉嘉ちゃんはどうする?

    莉嘉

    んー……アタシもパフェ食べたいけど……。カロリーとかあるし……。

    きらり

    いっぱい食べたら、その分レッスンを頑張ればだいじょーぶ!きらりと一緒にランニング、する?

    莉嘉

    ランニングは遠慮しとこっかな……。でも……きらりちゃんの言うとおりだよね。アタシもパフェ、食べよっかな!すいませーん、店員さーん!

    莉嘉

    うう……パフェ、食べちゃった……。

    きらり

    ど、どうしたの莉嘉ちゃん。パフェ、美味しくなかった?

    莉嘉

    ううん、そうじゃなくて……。なんていうか……。アタシ、おねーちゃんみたいになれるのかな、って。

    莉嘉

    まだおねーちゃんみたいにスゴくないし。勉強とかしたくないし。パフェだって、結局食べちゃった。アタシ、おねーちゃんと全然違う……。

    莉嘉

    せっかくふたりでユニットを組めたのに、このままじゃ、おねーちゃんに迷惑かけちゃうよ~。

    きらり

    そっか……莉嘉ちゃん、それで元気なかったんだぁ……。

    きらり

    ……んーとね、莉嘉ちゃん。きらりはね、莉嘉ちゃんは美嘉ちゃんみたいにならなくてもいいと思うよ?

    莉嘉

    ……?きらりちゃん、それ、どういう意味?

    きらり

    んーとねぇ、たとえば、杏ちゃんは、きらりになれないでしょ?でも、きらりたちはちゃんとユニットでお仕事できるし、きらりは、杏ちゃんになってほしいって思わないもん。

    きらり

    だから、莉嘉ちゃんも、美嘉ちゃんみたいにならなくてもいいんじゃないかんーって、きらりは思うんだぁ。

    莉嘉

    うー……、きらりちゃんの言ってること、よくわかんない。……でも、ありがと。もうちょっと、自分で考えてみるね。

    <数週間後>

    莉嘉

    ……て、きらrちゃんに言われて、自分で考えてみたんだけど、全然わかんなくって……。Pくん、アタシ、どうすればいいのかなぁ。

    莉嘉

    おねーちゃんみたいになれなかったら、やっぱダメじゃない?だって、アタシ、おねーちゃんとユニットになるんだよ?

    きらりは、杏の話をしていたんだね

    莉嘉

    杏ちゃん?うん、そーだね。きらりちゃんと杏ちゃんも、アタシたちファミリアツインと同じデュオユニットだからじゃない?

    デュオユニットってだけかな?

    莉嘉

    え……?他に、なにかアタシたちに似てるとこあるかな……?

    莉嘉

    きらりちゃんはおっきくて元気で可愛くて、杏ちゃんはちっちゃくて、可愛くて、たまにめっちゃスゴくて、あとは……きらりちゃんが杏ちゃんを運んでて。

    莉嘉

    でも、きらりちゃんが暴走しそうなときは杏ちゃんが止めてたりするよ……凸凹コンビーって、バラエティとかでも人気だし。

    莉嘉

    ん~……やっぱり、アタシたちとは似てなくない?アタシたちは、カリスマギャルアイドルだもん。杏ちゃんときらりちゃんとは、全然違うよ。

    莉嘉だって、美嘉じゃないよ

    莉嘉

    …………え?うん、それは、そうだけど……。アタシは、おねーちゃんじゃ、ないけど……。それが、杏ちゃんときらりちゃんと、一緒のとこ……?

    莉嘉

    杏ちゃんときらりちゃんが違うのと一緒で、アタシも、おねーちゃんとは違うってこと……?でも、そんなの当たり前じゃん……。

    美嘉みたいに、ならなくてもいい

    莉嘉

    きらりちゃんもそう言ってた……。杏ちゃんに、きらりちゃんになって欲しいって思わないって。きらりちゃんと杏ちゃんは、助け合ってるもんね……。

    莉嘉

    …………あ。もしかして、そういうこと?

    莉嘉

    アタシはアタシができることを活かして、おねーちゃんとユニットになればいいってこと?Pくんが言ってるのって、そういうこと……?

    うなずく

    莉嘉

    そっか……。

    莉嘉

    あのね、Pくん……。ずっとおねーちゃんの真似しててダメだっていうのは、なんとなくわかってたんだ。

    莉嘉

    アタシはアタシだぞーって、城ヶ崎莉嘉なんだーって。おねーちゃんじゃなくてアタシのファンだって人をつくってやるーって、いつかそうなるって思ってた。

    莉嘉

    でもそれって、もっともっと先のことだと思ってたの。

    まだ、できそうにない?

    莉嘉

    …………ううん。

    莉嘉

    おねーちゃんとユニット組むの、楽しみだったもん。ずっとずっと前から、色々考えてたから、いつでも、大丈夫。

    莉嘉

    いきなりでちょっとびっくりしただけだから。うん、アタシ、できるよ。おねーちゃんと同じぐらい、スゴくなる!……ありがと。アタシ、頑張ってみる。

    <数時間後>

    美嘉

    どしたの莉嘉?あらたまって話なんて。なんかあった?

    莉嘉

    うん、あのね、おねーちゃん。ちょっと、言いたいことがあって……。

    莉嘉

    アタシ、おねーちゃんを目指すの、やめる!

    美嘉

    ……………………え?

    4話 カリスマ★秘密レッスン

    <レッスンルーム>

    ベテラントレーナー

    よし、今日のレッスンはここまでとする。疲れを明日に残さないよう、しっかり体を休めるように。莉嘉は帰っていいぞ。美嘉は少し残れ。

    莉嘉

    はーい。お疲れさまでしたー!

    美嘉

    …………。

    ベテラントレーナー

    ……さて、美嘉。なぜ残されたかは、わかっているな?

    ベテラントレーナー

    初歩的なミスが何回もあったし、何より丁寧さが無かった。いつも真摯に取り組む美嘉らしくもない。集中できていなかったが……どうかしたのか?

    美嘉

    その、集中できてなかったのは、申し訳ありません。………………。

    ベテラントレーナー

    ……ふむ。まぁいい。何かあるのなら、早めにプロデューサー殿か周囲に相談するんだぞ。パフォーマンスに影響しているんだからな。話は以上だ。

    美嘉

    ……はい、ありがとうございます。では、失礼します。お疲れさまでした。

    美嘉

    周囲に相談、か……まぁ、そうだよね。結局、どういう意味か莉嘉にもちゃんと聞けてないし。どうにかしないとなぁ……。

    李衣菜

    あれ、美嘉ちゃん。レッスン帰り?調子はどう?ってまぁ、美嘉ちゃんたちなら心配ないか。姉妹だし。私となつきちとはワケが違うもんね。

    美嘉

    あ、李衣菜ちゃん。……そういえば、李衣菜ちゃんたちはケンカしたんだっけ?あんまり詳しく知らないんだけど、どんな感じだったの……?

    李衣菜

    私たち?私となつきちはなんていうか……アツい青春の1ページ、的な?

    李衣菜

    音楽性の違いとか、こう、ロックへ懸ける想いっていうか?そういうの、譲れないし。ぶつかりあっちゃったよね。……ま、あれがあってこその、今があるんだけどさ。

    美嘉

    お、音楽性の違い……?ま、まぁ、ユニットで一緒にやってくってなったら、やっぱりすれ違いとか、あるもんだよね……。

    美嘉

    ちなみにだけど、そのときってどうやって仲直りしたの?

    李衣菜

    夜の海だったね……。星空を眺めながら、お互いのホンネを語り合ったんだ。お互いがどう思ってるかわかったら、あとは、簡単なことだったよ。

    美嘉

    夜の海……?そこで、ふたりで、話し合ったんだ?

    李衣菜

    プロデューサーさんに助けてもらったんだけどね。ま、そんな感じでなんとか仲直りできたってわけ。

    美嘉

    なるほど、プロデューサーか……。……って、話しこんじゃった。もう行かないと。遅れちゃう。

    李衣菜

    え、なに?もう夕方だよ?まだ帰らないでどっか行くの?

    美嘉

    まあね。カリスマJKは、いつだって忙しいから★李衣菜ちゃんも、引き止めちゃってごめんね。それじゃ!

    美嘉

    ……ふぅ。準備運動はこのぐらいかな……。あ、プロデューサー。来てくれたんだ。

    ここは……。

    美嘉

    びっくりした?このレンタルスタジオ、たまに来るんだ。自主レッスンしたいときの、アタシの秘密のレッスン場。

    美嘉

    いつもは他の人とか呼ばないんだけど、ひとりでやるのも限界あるしさ。プロデューサーなら、信頼できるし。

    美嘉

    よし、じゃあ始めるから。ちゃんと見ててよね、プロデューサー。

    美嘉はハードな自主レッスンをこなした……

    いつもこんなに自主レッスンを?

    美嘉

    ん?まあね。アタシは……実はあんまり、スゴくないからさ。ちゃんとレッスンして、頑張んないと。

    美嘉は『カリスマJK』だろう

    美嘉は、『カリスマJK』だろう。スゴくないなんて、謙遜しなくていい。

    美嘉

    ううん。それはさ、アタシじゃないんだ。なんていうか、偽物なんだよ。……レッスン人一倍やって、流行もちゃんと勉強してさ。

    美嘉

    だから、本物のアタシはやっぱり、スゴくなんかないの。みんなが憧れる『カリスマJK』の城ヶ崎美嘉は、そうやってできた偽物ってわけ。

    それは、偽物じゃない

    美嘉

    偽物だよ。少なくとも、アタシは偽物だ、って思う。アタシ自身はホンモノのカリスマだなんて思わない。

    美嘉

    ……どんなに必死に頑張っても、きっといつか、城ヶ崎美嘉が『カリスマJKアイドル』に追いつかなくなっちゃうって、そんな気が、ずっとしてたんだ。

    美嘉

    他の誰かか、それとも、莉嘉かな。

    美嘉

    いつか本物の『カリスマJKアイドル』が現れてアタシを追い越していくんだって、わかってたし覚悟もしてたはずなんだけど……。

    けど?

    美嘉

    おねーちゃん目指すのやめる、って莉嘉に言われたのは、さすがにちょっとキツくて……。アタシっていう偽物の限界、来ちゃったのかなぁって。

    美嘉は偽物じゃない

    必死に努力して、カッコいい姿を作っている。それこそが、『カリスマJKアイドル』の姿だ。それは偽物なんかじゃない。

    美嘉

    …………もう。急にそんなハズいこと言うの、反則だって。でも、まぁ……その、ありがと。

    美嘉

    プロデューサーがそう言ってくれるなら、アタシも、そう、信じてみる。

    美嘉

    うん、アタシ、もうちょっと頑張るよ。アタシだってずっと、アタシ自身が自分を好きでいて、みんなが憧れてくれる、カリスマJKの城ヶ崎美嘉でいたいからさ。

    美嘉

    よし!恥ずかしい時間は終わり!モチベも戻って来たし、もうちょっとレッスンするよ★さ、ばんばんアドバイスちょうだい、プロデューサー!

    5話 メイクアップtoステージ

    <レッスンルーム>

    ベテラントレーナー

    1、2、3、4……む、まて、ステップだ。

    ベテラントレーナー

    莉嘉、今の動きはなんだ?ちょっともう一回やってみろ。

    莉嘉

    えっとねー、ここのところ、今は腕の振りだけしかないけどー、これを、ランニングしながら……えいっ!

    莉嘉

    どうかな?自分でアレンジしてみたんだけど!どうどうPくん、こっちのがちょっとカワイくない?

    可愛くなっている

    莉嘉

    だよねだよね!さっすがPくん!わかってる~!おねーちゃん、どう?アタシ、うまくできてたでしょ!

    美嘉

    え、あ、う、うん、よかったんじゃない……?そんなアレンジ、アタシ教えたっけ……?

    莉嘉

    ふふーん。きらりちゃんに見てもらったんだー!

    ベテラントレーナー

    あ、まてまて。ひとりで調子に乗るんじゃない。全体のバランスが崩れるだろうが。

    莉嘉

    えー……そっかぁ……。あ、じゃあ、全体のバランスを整えればいいの?それなら、おねーちゃんがあわせてくれるって!ね!

    美嘉

    え、うん。ちょっと、やってみよっか……。

    ベテラントレーナー

    よし、今日のレッスンはここまで。ゆっくり体を休めるように。

    美嘉

    美嘉

    ん?なに、プロデューサー。

    莉嘉と、ちゃんと話してみて。

    美嘉

    あー、あはは。……うん、そだね。いつまでもこのままってわけにもいかないし。妹の本心にビビってるなんて、アタシらしくないもんね。

    美嘉

    うん、よし。ちゃんと、莉嘉と話してみる。背中おしてくれてありがと、プリデューサー。

    <城ヶ崎家>

    美嘉

    あのさ、莉嘉。ちょっと聞きたいことがあるんだけど……。

    莉嘉

    ん?なに、おねーちゃん。どうかした?

    美嘉

    えっと……。こないだ、「おねーちゃんを目指すのやめる」って言ってたじゃん?あれって……。

    莉嘉

    ああ、あれ?んっとねー。アタシ、これからはもっと、アタシ流でいこっかなーって。

    美嘉

    それって、その、アタシに幻滅したってこと……?

    莉嘉

    えっ?ゲンメツ?アタシがおねーちゃんにがっかりなんてするわけないじゃん?なにいってんの?

    美嘉

    ……え?あれ?待って、どういうこと……?アタシに失望したから、もう目標変えるみたいな話じゃないの?

    莉嘉

    え……。全然そーいうつもりじゃなかったんだけど……。なんでそんな話になってんの?

    莉嘉

    あれは、その……なんていえばいいんだろ。今までみたいに、おねーちゃんをスゴイって思ってるだけじゃ、ダメだって思ったから。

    莉嘉

    城ヶ崎美嘉の妹じゃなくて、城ヶ崎莉嘉になって、それで、おねーちゃんとユニットを組みたいから。だから、これからは、自分で考えなきゃって思ったの。

    美嘉

    な、なにそれ……そういうこと……?じゃあ、アタシに失望したってのは、アタシのカン違い……。

    美嘉

    アンタ、そんなこと考えてたんだね……。全然、気づいてなかった……。気づいてあげられなかった……。

    美嘉

    城ヶ崎美嘉の妹じゃなくて、城ヶ崎莉嘉、か……。うん……そっか、そうだよね。アタシも、いつまでもお姉ちゃん面してればいいわけじゃないんだ。

    莉嘉

    そーだよ!アタシだって、いつまでもコドモのままじゃないんだからね!

    美嘉

    まだまだ、ちょっとおバカで、ずっとアタシの後をついてくる、そんな妹だと思ってたけど。アンタももう、中学生だもんね……。

    美嘉

    アタシはアタシのことに必死になっちゃって……。あんまり莉嘉のこと、ちゃんと見れてなかったのかも……。

    莉嘉

    ふーんだ。アタシは、おねーちゃんのことずっと見てきたもん。

    莉嘉

    おねーちゃんを目指してたから、おねーちゃんに追いつく為に、ずっと色々やってきたんだもん!だから、アタシらしく、おねーちゃんに追いつくの。

    莉嘉

    アタシとおねーちゃん、ふたりのカリスマギャルで、ファミリアツインになるんだから!

    美嘉

    追いつく……か。ふふっ。ずいぶん、大きく出たじゃん。そんな簡単には追いつかれてあげないから。

    莉嘉

    フフン……えへへ。明日からも、レッスン頑張ろーね、おねーちゃん。

    美嘉

    うん。ファミリアツインの本気、みんなに見せてあげる。

    <翌日>

    ベテラントレーナー

    ……ふむ。いいじゃないか。莉嘉のアドリブを美嘉がフォローして、ちゃんと形にしている。さすが姉妹というべきか、呼吸があっているな。

    ベテラントレーナー

    なにより、ここ数日と違って、ずいぶん楽しそうじゃないか。本番もその調子でいけ。そうすれば、最高のLIVE間違いなしだ!

    美嘉

    ありがとうございます!この前は、ご心配おかけしました!プロデューサーも、色々話聞いてくれて、ありがと!おかげで、ちゃんと莉嘉とも話せたから、もう大丈夫!

    莉嘉

    Pくん見てて!絶対、最高のLIVEにしてみせるから!

    美嘉

    アタシたち、ふたりで!!

    莉嘉

    アタシたち、ふたりで!!

    ED アタシたちのツインテール

    <LIVE後>

    美嘉

    おつかれさまーっ!

    莉嘉

    ただいまPくん!ねーねー、どうだった!アタシたちのLIVE!

    最高だった。ふたりはどうだった?

    美嘉

    すっごい楽しかった!お客さんもチョー盛り上がってくれたし!アタシたちもまだまだ熱くて、何回だってアンコールいけそうなぐらい!

    莉嘉

    ピカピカもめっちゃ綺麗だったーっ!Pくんはどう思う?ちょっと黄色の方が多かったと思うんだけど!おねーちゃんはピンクが多かったっていうの!

    美嘉

    絶対ピンクのが多かったってー。なんなら、いまからもっかい出て行って確かめる?プロデューサー、曲、お願いしていい?

    やめなさい

    莉嘉

    ……ぷっ、あはは、ふふっ。

    美嘉

    ふふ……く、ふふっ。はぁー……、ほんっと、アタシたちがめちゃくちゃ楽しんじゃった。でも、ちゃんといいLIVEになったよね?

    ちゃんとユニットになったからね。

    美嘉

    うん、そうだね。ファミリアツインとしてレッスンして、莉嘉が成長してるって見せつけられて、びっくりしちゃった。ちょっと寂しい気もするけど……ま、良いことだよね!

    莉嘉

    アタシは、どうだろ。おねーちゃんって、やっぱりすごいんだなって思ったかな。もっともっと、頑張る!

    ふたりは、もっと良いユニットになるな

    美嘉

    うん!アタシたち姉妹は、莉嘉が生まれたときからの付き合いだけど、ファミリアツインは、まだ動き出したばっかりだし。

    莉嘉

    ファンの前では、姉妹より先に、ふたりのアイドルなんだってわかったし、これから、世界一のユニットになるんだから!

    美嘉

    世界一ってまたアンタは……。でも、いまならなれるって思う。世界一だって、なんだって。アタシたちならさ。

    <翌日>

    きらり

    あ!美嘉ちゃん、莉嘉ちゃん!LIVE、お疲れさま~!きらりたちも観客席から見てたけど、超楽しいLIVEだったよぉーっ!!

    李衣菜

    お疲れー。いやぁー、ふたりとも、よかったよ。カワイイのにカッコいいから、さすがだよね~!

    莉嘉

    ふたりとも見ててくれたんだ!アタシ、きらりちゃんからアドバイスもらって、めっちゃ助かったよ。ありがとね!

    きらり

    ううん、きらりは何もしてないよぉ。莉嘉ちゃんたちが頑張ったからだにぃ!本当に、ふたりともお疲れさま!

    李衣菜

    さすがのコンビネーションだったよ。やっぱ、姉妹の安定感は違うよね。負けてらんないなぁ~。

    美嘉

    アタシたちも色々乗り越えて来たからさ。姉妹の絆、ってやつ?ま、とーぜんっしょ。

    李衣菜

    姉妹の絆かぁ。うん、いいね!あ、それで思い出した。最後の挨拶、盛り上がってたよね。ファンの間でもちょくちょく話題になってるよ。もう見た?

    美嘉

    ええー……最後、けっこうテンションあがっちゃってたから、なんか、恥ずいんだけど……。

    莉嘉

    みんな!聴いてくれてありがとーっ!

    美嘉

    アタシたち、ファミリアツインの曲、楽しんでくれたーっ?

    莉嘉

    でもでも、今いっちばん楽しいのは、アタシたちふたりなんだから!

    美嘉

    みんな知ってると思うけどー、アタシたち、姉妹だからお互いのこと、何でも知ってるんだよね!

    莉嘉

    おねーちゃんが、意外とビビりで口うるさくて、だけどその分めちゃくちゃ頑張り屋で、お菓子も我慢してて、あと、敬語や礼儀にも気をつけてるとことか!

    美嘉

    莉嘉が、のーてんきなおバカっぽく見えて思ったより色々考えてたり、友達めっちゃおおかったり、目標にはまっすぐで、みんなと一緒に頑張れたりするとことか!

    莉嘉

    アタシとおねーちゃんは、世界一仲がいい姉妹なんだから!でも、それだけじゃないの!

    美嘉

    アタシたちふたりは、アイドルとしてのライバルで、それで、こうして一緒に並ぶ一番の相棒なんだ!だから……。

    美嘉・莉嘉

    アタシたちふたりで歌うのが、さいっこーに、楽しい!